かぎ針・レース針はサイズよって呼び名が変わります
かぎ針編みに使うかぎ針にはサイズがあって、かぎ針の大きさによって呼び名が変わります。
かぎ針は、「2/0号かぎ針」と呼ばれるものが一番細く、3/0号、4/0号・・・と数字が1つずつ大きくなるにつれて、針も太くなります。
2/0号かぎ針よりも細い針はレース針に分類され、「0号レース針」が一番太く、2号、4号、6号と偶数で号数が変わり、号数が大きいほど細い針になります。
「2/0号」というのは日本サイズとして針の大きさを表すもので、国際標準規格での表記は「mm」になっています。
「mm」が表すサイズ
ちなみに、かぎ針の「2/0」の部分は、「にれい」と呼び、「0」が2個っていう意味ですよ。
3/0号かぎ針の場合は、「さんれいかぎばり」といい、0の数で大きさを表すようです。(2/0=00、3/0=000のような感じです。)
でも、普通の会話の中でなら、2/0号かぎ針のことを「2号かぎ針」と呼んでも全然伝わるし、大丈夫です。
かぎ針・レース針のサイズ表
かぎ針 | ||
---|---|---|
日本サイズ | mm | |
10/0号 | 6.0mm | ↑ ↑ ↑ 太 く な る |
9/0号 | 5.5mm | |
8/0号 | 5.0mm | |
7.5/0号 | 4.5mm | |
7/0号 | 4.0mm | |
6/0号 | 3.5mm | |
5/0号 | 3.0mm | |
4/0号 | 2.5mm | |
3/0号 | 2.3mm | |
2/0号 | 2.0mm | |
レース針 | ||
日本サイズ | mm | |
0号 | 1.75mm | 細 く な る ↓ ↓ ↓ |
2号 | 1.50mm | |
4号 | 1.25mm | |
6号 | 1.00mm | |
8号 | 0.90mm | |
10号 | 0.75mm | |
12号 | 0.60mm | |
14号 | 0.50mm |
表にない極太針と極細針
この表にないもっと大きなサイズのかぎ針もあり「ジャンボかぎ針」と呼ばれています。
レース針は、これ以上に細いもので、23号(0.45mm)・24号(0.40mm)・25号(0.35mm)があります。
すごい極細の針なんですよ!このサイズは、レース編みのシリーズによって、号数が15号・16号表記だったりするようです。
チューリップのETIMOシリーズは、15号・16号表記で極細針が発売されていますが、同じチューリップの商品で、23号・24号表記のものもあります。
グリップがしっかりしているのは、ETIMOシリーズの針で、もう一つシリーズは、グリップ部分が少し細く感じるかもしれません。
用途やグリップデザインの好みなどで選ばれるといいと思います。
かぎ針編み・レース編みで使う針のサイズの選び方
たくさんのサイズから、どのかぎ針を選ぶかは、編んでみたい糸にもよります。
編み物用の糸には、ラベルや包装しているものに編むために必要な糸の情報が掲載されています。
その情報には、次のようなことが書かれていますよ。
- 糸の名前
- 糸の太さ(番手、#で表示されていることもあります)
- 素材(綿、麻、ウールなど)
- 長さと重さ(全体の)
- 指定かぎ針(レース針)のサイズ
- ゲージ(この糸と指定のかぎ針で編むとどのくらいの大きさになるか)
ここに書いていある「指定かぎ針のサイズ」を見て、使うかぎ針(レース針)のサイズを選びます。
指定サイズ以外の針では編めない?
そんなことはありません。
例えば、糸情報に、2/0号〜3/0号って書いてあっても、4/0号で編むこともできます。
また、レース針の0号で編むことも可能です。
上のサイズ表から、号数の近いものは使うことができますが、2/0号指定の糸を、8/0号かぎ針で編むと綺麗な作品に仕上げることは難しいと思います。
糸情報はここに書いてあります!
ダルマレース糸で見てみてると、糸に巻いている帯の裏側に糸の情報が記載されています。
かぎ針(レース針)のサイズはここを見て選んでくださいね。